NCIS: ニューオーリンズ (S4E7)

アクシデント / The Accident

海軍兵ガブリエル・リドリーがフットボール・スタジアムの駐車場で突然キレて発砲し、その場にいた警備員に射殺された。一緒にいた息子に話を聞いても発砲した原因は分からない。捜査を進めるとリドリーにはストレス症状があり、その治療法の研究のため頭に装置を埋め込んでいたことが判明する。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)    

 

セバスチャン→ラサール→パットンと、キャラクターエピソードが続きます。パットンは、今まであまり私生活が出てこなかったし、こんなにフォーカスされたの初めてじゃないかな。

 

ガブリエル・リドリーが突然キレて発砲したスタジアムですが、特定は楽勝かと思いきや全然見つからない…どこなんだ。。結構立派そうだし、名も無い地元のスタジアムって感じじゃないんだけどなぁ。お客さんが赤いLionsというユニフォームを着てたけど、Southeastern Louisiana UniversityのフットボールチームがLionsというみたいです(ただ、ロゴも色も別物)。

 

リドリーの遺体に脳の手術跡があったので、ロレッタが検視で詳しく調べることに。キングとグレゴリオは現場に行く途中、パットンが事故にあってOchsner Medical Centerで手当を受けていると聞いてそちらに寄ることになりました。この病院、S2E7(ママ・ブロディ登場回)でもちらっと名前が出てきたな。パットンは危険なスポーツが好きでパラグライダーをやっており、それで怪我しちゃったんだそう(車椅子でパラグライダーって、本家でも出てこなかったっけ。気のせいか)。キングは知ってたようですが、初耳のグレゴリオはそんな危険なことするなと怒ってました。

 

リドリーはPTSS(Post-Traumatic Stress Symptoms: PTSDとは似て非なるものらしい)に悩まされていて、脳に神経インターフェイスを埋め込み電気刺激を与えて治療する研究に参加していた。研究はBioResearch Instituteで行われており、キングとセバスチャンが話を聞きに行きます。研究所の場所はここ。

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Louisiana ArtWorks building というそうです。緑のストリートカーが横切ったので、St Charles Aveだろうと思いきや違う場所でした(隣の建物の1階にNOCHIというロゴが見えて、そこからたどり着いた)。なんだろう、ニューオリンズっぽさを演出するための合成だったんだろうか。ロケ地特定の時に混乱するからそういうの要らないんだけどなー(知らんがな)。

 

プロジェクトを担当していたのはアナ・ユンという女性研究員。キングが知り合いだったので相変わらず顔広いな!と思っていたらなんとパットンの元妻でした。プロジェクトの技術者マックスの話では、何者かがシステムをハッキングしてリドリーの脳を刺激してキレさせたらしい。ハッキングの正体を探るにはパットンが不可欠ですが、アナが絡んでると知った途端に関わりたくないと帰ってしまう。とりあえず3人の元妻の名がでてきたので、最低3回は結婚してたのですね。ギブスといい勝負だな…。パットンは6年前、車椅子生活になりアナとも離婚してしまいどん底の時にキングに今の職をオファーされた。立ち直ったとはいえ、アナに対してはまだわだかまりがあるみたいです。

 

自宅に帰ったパットンをキングが訪ねました。

パットンの家、シンプルでスタイリッシュで素敵なんだけど…なんだこのポスター。

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謎の存在感を放ってます。調べた限り実在する映画の物とかじゃなさそうなので(日本語もなんか怪しいし)、小道具さんの趣味で作られたんでしょうか。S4E1でも謎のアジア趣味の絵がでてきたので、そういう好みのスタッフかいらっしゃるのかもしれません。

アナとは関わりたくないというパットンに対し、キングは君がいないと事件が解決できないと頼み込みます。「自分の才能が恨めしい」って言いながら渋々引き受けるのとか、その後「(アナが)綺麗でムカつく」とか、パットンらしくて笑えました。車の中でのケンカもまるで夫婦漫才。案外お似合いだと思うんだけど。

 

ラサールとグレゴリオが最近被験者を辞めさせられたクリスタ・ヴリーランド大尉に話を聞きに行くと、技術者のマックスと付き合っていたが別れたところネットで誹謗中傷され、その度に抑えの効かない怒りが湧き、自ら降りたという。マックスの銀行口座には10万ドルが振り込まれており、誰かが彼を買てクリスタやリドリーをキレさせ、プロジェクトを中止に追い込みたいのか。

 

その頃研究所でパットンがシステムを調べようとすると遠隔でロックされてしまった。しかもマックスは病欠でクリスタは連絡が取れない。とりあえずキングたちはキレると危険なクリスタから探すことに。クリスタの家はここでした。

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トレメ地区です。我ながらよく見つけたな。。

マックスからクリスタに「謝りたい」というメールが届いており、フレンチクオーターのカフェで待ち合わせしてるらしいが、キングが駆けつけた時にはマックスは撲殺され、その横で呆然とするクリスタ。何も覚えてないらしいです。しかしセバスチャンが調べたところ凶器は誰の指紋もなく、クリスタの衣服に付着した血液も不自然なので、誰かが彼女を嵌めたと思われる。

 

マックスに送金したのとシステムをハッキングしたのは同一人物と思われるため、パットンが引き続き調べるが、アナとの話し合いを避けるパットンに対し、グレゴリオが愛溢れる助言。確かに彼女も長いこと元夫を避けてました。心動かされたパットンが研究所までアナに会いに行きます。6年前に喧嘩をして家を飛び出したパットンがボートを飛ばして事故に遭い、それで車椅子生活になって、そのことをちゃんと話し合えないまま離婚しちゃったんですね。アナは自分を責めて後悔していた。パットンに君のせいじゃないと言われ、ようやくお互い区切りがついたみたいです。

 

で、犯人ですが、アナのプロジェクトに参加する外科医ライアンズ博士でした。中止させて更に高く買ってくれる所に売るつもりだったのです。正体がバレたところを爆破事故に見せかけてパットンとアナを殺そうとしますが、パットンがパラグライダーで鍛えた技術で渾身のダイブ、キングたちの援護で無事助かりました。パットン、ほんとにクレイジーだな。最高。


プロジェクトは継続し、パットンもパラグライダーは続けます。インストラクターを食事に誘ってたのは、アナのことに区切りがついて次に進めるようになったからかな。

ちょっと分かりづらかったのが、アナの娘クローディアはパットンとの子どもじゃなくて、離婚後ほかの人と再婚して産まれたんだけど、結局その人とも離婚してしまったってことでいいのかな。パットンにも子どもいる設定だったけど、別の元妻さんとの子どもですよね多分。

 

NCIS: ニューオーリンズ (S2E21)

Collateral Damage / 権力の重み

マシューズ中将の滞在するホテルの部屋を訪れたレベッカ・ピーターソン大尉が、ワインを飲んだ直後に血を吐いて死亡。中将の部下ニルセン大佐は、警察に知らせる前に友人であるプライドに助けを求める。プライドは通常の手順に反することに抵抗を持ちつつ、目立たないようラサールたちに現場を調べさせる。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)    

 

オープニングで歌っていた女性シンガーはRobin Barnesで、曲はWhat I Gotta Do、場所はお馴染みHotel MonteleoneにあるCarousel Bar。

What I Gotta Do (feat. Jake Smith)

What I Gotta Do (feat. Jake Smith)

  • Robin Barnes
  • R&B/ソウル
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

レコーディング音源とはだいぶ雰囲気が違う。

彼女は生まれも育ちもニューオリンズ…というか、Dave Bartholomewの親戚なんですね!(Where Y'atのインタビューより) Dave Bartholomewとは先月100歳を迎えられたニューオリンズ音楽のミュージシャンで、Fats Dominoとの共作で全米規模でも数々のヒット曲をもたらした方です。

 

今回はこのシーンに限らず、特に前半部分はHotel Monteleoneさん全面協力って感じでした。マシューズ中将の宿泊する部屋に若い女性(中将の友人の娘)レベッカが訪ねてくるが、ワインを飲んですぐに苦しみ始めて亡くなる。中将はDHS(国土安全保障省)の要職に就けるか否かの微妙な時期なので、部下のサム・ニルセン(キングの幼馴染)が事件が公になる前にキングを呼び出し、こっそり捜査を依頼します。深夜の呼び出しですが、ロレッタはMarignyにあるSweet Lorraine's Jazz Clubでポーカー、ブロディもどこかでclubbing(≒夜遊び)の最中だったようです(ここでいう"club"は多分、日本でいう語尾の上がる「クラブ」的なニュアンスではなく、ライブバーなどで音楽を聴きながら飲んでたとかそんな感じだと思います)。ラサールがちょっと驚いてたけど、ブロディもすっかりローカルですね。

 

レベッカも海軍大尉で死因はヒ素による毒殺だが、中将もヒ素を摂取しており急遽病院へ運ばれます。中将は業務の立場上敵も多いため毒殺を企てられ、レベッカが巻き添え(collateral damage)で亡くなったかと思われますが、ヒ素の摂取はレベッカが圧倒的に多く、中将は致死量に満たなかった。レベッカが誰かとこっそり付き合っていた(ように見えた)のと、中将がレベッカに部屋の鍵を渡しており、また2人が同時期にフロリダに行っていたこと、更にレベッカと何年も会ってないと嘘をついていたことなどから、2人は不倫関係にあり、中将が関係を清算すべくレベッカを毒殺した疑いが持たれます。軍隊内での階級違いの男女の恋愛は軍事司法違反だそうで、そんな厳しいのか。ラサールは中将を連行して取り調べる!と熱くなるけど、キングがストップをかけます。キングはすぐ暴走するとはいえ、部下の立場が危うくなる行動に対しては慎重ですからね。

 

レベッカヒ素を摂取したのが勤務時間中だったことが検視で判明し、ブロディとラサールがレベッカの職場(ここ海軍の職場としてBelle Chasseの次くらいによく出てくるけど、Port of New Orleansです。S1E2参照。)に行くと、証拠が全部隠滅されていた。出入りの民間業者ジェフリーズの話ではサムが一足先に訪ねてきて、(中将との関連を隠滅するために)上からの命令でやったらしい。これはさすがにキングも怒ります。サムはこの行動はキングを守るためでもあると言いますが、そんなセリフがキングに効くわけもなく、中将がついにオフィスに呼ばれます。

中将の話では、レベッカが数百万ドル規模の不正らしきものを見つけたことで相談を受けていたらしい。真相を突き止めるため、彼女の権限では閲覧できない書類を中将が提供していたのだと。ただ、国家機密に関わるような書類ではなく、違法性もないという。

ブロディがそれらの書類を調べると、請負業者の一部がダミーで、そこを通じて不正が行われていたらしい。しかも所在地はPort of New Orleansとあり、キングとブロディが調べに行きます。そのうちの1つをブロディが訪ねるとジェフリーズがいて、ブロディにコーヒーを勧めました。

その頃セバスチャンが、ヒ素はコーヒーポッドに仕込まれていたことを突き止めました。レベッカのオフィスに運ばれた一番上のコーヒーポッドに何者かがヒ素を注射し、レベッカがそれで淹れたコーヒーを飲む。中将はその次に淹れたコーヒーを飲んだため、マシーンに残留していたヒ素が混じってしまったのだろうと(そういえばセバスチャンは久しぶりにDirty Coastの地図Tシャツ着てました。これ似合うよな)。

 

ということでレベッカに不正に気づかれたジェフリーズが犯人で、ブロディも同じ手口で殺そうとしましたがキングがギリギリで阻止、ド派手なアクションの挙句ジェフリーズを逮捕しました。スコットさんお元気だなー。

 

ラサールはレベッカの死の真相を知りたがっていた父親を訪ね、説明に行きました。キングたちはバーで打ち上げ。演奏していたのはKhris Royal and the Dark Matter、撮影当時、クリスさんがインスタに写真あげてました。

www.instagram.com

彼もニューオリンズネイティブです。ローカルのミュージシャン、こういう感じでどんどん使って欲しいですね!

そして中将も書類の件は不問になったしよかったねーとかブロディと話していたらロレッタから電話。ジェフリーズが拘置所で死亡したらしい。しかも死因はヒ素で、状況から見て自殺ではなさそうだと。驚いているとサムがバーに現れて、中将のホテルの部屋で若い女性が亡くなったことがメディアにリークされDHSの人事が見送られた、中将もサムもおしまいだと。キングがリークしたと思って怒って駆けつけたみたいだけど、まあキングはそういうことはしないよね。でも軍の上層部はそう見ているらしく、お前もせいぜい気をつけるんだなと言われてしまう。ここで終わったんだけど、S2E19に続いて不穏なエンディング。平和に終わることが多いこの番組には珍しい展開というか、シーズンファイナルに向けて盛り上がってきた感じです。パーシーとパットンいなかったのはちょっと寂しかったけど。

 

NCIS: ニューオーリンズ (S2E20)

Second Line / セカンドライン

予備役兵ジェームズ・ボイドのセカンドラインを路地から撮影していたマレー大尉が殺害される。カメラからはメモリーカードが消え、本体に残っていた写真からも手がかりは得られない。ラサールとソーニャがマレー大尉の家を調べていると、ラサールの背後に銃を持った侵入者が現れ……。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)   

 

セカンドライン」というと何だかブランドものの廉価シリーズみたいですが、ここではニューオリンズ固有の文化・風習のお話です。

私が知る限りニューオリンズ独特の習慣なのですが、ここでは人が亡くなると遺族たちが楽隊とともに列をなして棺を墓地まで運びます。この時に楽隊が演奏するのは静かな悲しい音楽で、葬列は"first line"と呼ばれるそうです。そして墓地で棺を埋めた後の帰り道は、うって変って陽気な音楽を演奏するのです。この時は近所の人たちも(亡くなった人と縁や面識など一切なくても)列に加わり、一緒に踊ったり歌ったりしながらパレードします(first lineは基本的に近親者などの招待者のみしか参加できないらしい)。そしてこの列を"second line"と呼び、ここで演奏される音楽やリズムが、いわゆるニューオリンズ音楽の根源みたいなものになっています。オリジナル(英語)での台詞には出てきませんでしたが、字幕ではこのお葬式は「ジャズ葬」となっていました。実際、このお葬式は"Jazz Funeral"とも呼ばれています。

歴史的な話はよく知りませんが、ロレッタの話では奴隷時代が発祥だそうですね。ニューオリンズ音楽は奴隷たちの故郷(主に西アフリカ)の音楽と西洋の音楽が出会ってできたと言われているので、実際そうなんじゃないかと思います(ニューオリンズ音楽好きの間だけかもしれませんが、「セカンドライン」というと、いわゆる2ビートのニューオリンズ独特の音楽自体を指すことも多いです)。明るい音楽が演奏されるのは、ロレッタが言うように「墓地からの長い道のりを楽しむため」という要素もあるのでしょうが、「死によって苦しみから解放されたことを祝う」意味があると聞いたこともあります。今回のエピソードでは「生きていることを祝福する」という考え方もでてきました。メンバーそれぞれの死生観も垣間見えて、とても興味深かったです。

 

地元民のお葬式に限らず、例えば昨年はAretha Franklinが亡くなった後にニューオリンズでもセカンドラインが行われたそうです。

そしてセカンドラインは今やお葬式に関係なく、夏の数ヶ月を除いた日曜日に街のどこかしらで行われており、ネットで検索するとスケジュールやパレードのルートなども出てきます。2005年のハリケーンKatrinaの直後はしばらく中止されていたようですが、約3ヶ月後に初めて再開した時、その音楽に街の人たちがとても励まされたそうです(が、昔聞いた話なのでソース忘れました…)。それに結婚式で行われる楽隊のパレードもセカンドラインと呼ばれたりしています。そんな感じなので、「人が死んだのに騒ぐのがイヤだから参加したくない」というラサールやセバスチャンのセリフは厳密にはちょっと違うかなぁという気はします。

 

前置きが長くなったけど、オープニングのボイド予備兵のセカンドラインが行われたのはSt. Louis St、演奏は19世紀から続く老舗ブラスバンドOnward Brass Bandでした。曲は有名な「聖者の行進(When the Saints Go Marcin' in)」。

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放送当時のバンドのTwitter写真にはキングもちょっと写り込んでる: 

 

殺されたマレー大尉は軍の臨床心理士で遺族支援官(CACO)。検視によると大柄な男に絞殺されたようです。マレーはボイドの死の際に遺族(妻アメリア)に訃報を伝えたりしていた。アメリアの父はキングと保安官時代一緒に仕事をしていたようですね。相変わらず顔の広いキング。色々問題があったボイドは人生やり直すために入隊したが、任務中に交通事故で亡くなったのだとか。

 

ラサールとパーシーが大尉の家を訪ねると男がいてラサールに銃を向けますが、銃弾は不発で男はもみ合いの末逃走。その時に落としていった袋には古い人骨が入っていた。大尉の家から盗もうとしたらしい。ラサールのアザをロレッタが診るために胸毛や腹筋がお披露目されたのはファンサービスですかねー(ついでに言えば終盤で警備員のコスプレも)。

 

キングとブロディは大尉の上官を訪ねてBelle Chasseへ。職場のNaval Clinicは外観だけですが、Algiers Auditoriumというイベントスペースが使われていました。

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ここから話しながらGuadalcanal Stを進んで、S1E13放射性物質で分析医が殺された事件)でも出てきた建物もちらっと登場。

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ボイドは大尉のカウンセリングを受けていたようです。大尉は殺されるような人間じゃないし、人骨に心当たりもなさそう。

 

ラボではDNA鑑定で、人骨は約300年前のバティスト(Baptiste)家の人間と判明します。セバスチャンはS1E20でも着ていたHansen's Sno Blizの記念Tシャツを着てました。このTシャツ、もう手に入らないんだろうけど可愛いよなー。

バティスト家とはニューオリンズの名付け親であるJean-Baptiste Le Moyne de Bienvilleの一家のことで、その末裔カール(Karl Baptiste)は今もプランテーションの邸宅に住んでいるそうです。Jean Baptisteは1700年前後に実在したカナダ生まれのフランス系入植者で、その後フランス領時代のルイジアナの知事となり、ニューオリンズやフレンチクオーターの名付け親らしいです。

カールがNCISメンバーと落ち合った墓地はMetairie Cemetery、名前はMetarieですが厳密にはニューオリンズ内にあるそうです(Wikipediaには間違えて名付けたとか…適当だな)。ただ、調べた範囲では本物のバティスト家のお墓はなさそうでした。

先祖の骨が持ち出されたということで墓荒らしの可能性もあると中を確認すると、お墓の内部はすべて持ち出されていた。そして周辺で様子を伺っている怪しい人物をラサールが捕まえたところ、大尉の家でラサールを襲った男ハンソンだった。ハンソンはTreme育ちのボイドの古い友人で、お金に困ったボイドに墓荒らしを誘われたらしい。盗品をボイドが預かって一旦別れたが、落ち合う前に事故死、その2日後にマレー大尉が訪ねてきたため盗品を狙ってるのだと思い、尾行して大尉の家から骨を盗もうとしたんだそうです。骨は盗品の鑑定書代わりなのでどうしても必要だと。なるほど。

ちなみにTreme(トレメ)は世界初のゲットーなどとも呼ばれる地区で、昔はかなり治安が悪かったそうですが、Kermit RuffinsやTrombone Shortyなどを始め昔から素晴らしいミュージシャンを育てて輩出してきた地域でもあります。ただKatrina以降住民の人口構成も変わってしまい、またHBOでヒットしたドラマなどの影響で今は結構観光客も増えたりして、良くも悪くも変わりつつあるようです。

ハンソンの取り調べの最中にラサールを撃とうとした話になりますが、ラサールはこのことを黙っていたためパーシーが「死んでたかもしれないのに、なんでそんな大事なこと黙ってたの!」と激怒。キングも死を見慣れすぎて感覚が麻痺しているんじゃと諭します。

 

大尉はボイドの墓荒らしなど調べている最中に殺されたのだろう。オーリンズ郡(Orleans Parish)にボイドの検視報告書の控えを請求していたのでロレッタとキングがオーリンズ郡のベラミー検視官を訪ねます。Orleans Parishってフレンチクオーターも含むいわゆる「ニューオリンズ市」一帯の広い範囲なようで、ロレッタの勤めるジェファソン郡より予算とかありそうな感じなのになー。

それはともかく遺体をロレッタが見直すことになったが、棺は空で、内部の灰のDNAもボイドのものではなかった。そしてセバスチャンが、大尉が殺される直前に撮影していたセカンドラインの写真にボイド自身が写っているのを見つけます。ボイドはギャンブルで借金を抱えており、墓荒らしをして死を偽装するほどに追い詰められていたようです(ここでは詳しく触れませんが、その罪をカールに着せるための細工までしていた…んだよね?)。自分のお葬式に誰が来るか知りたいからセカンドラインには顔出すだろうって、確かにありそう。

ベラミーがお小遣い稼ぎに死の偽装に協力(ロレッタに問い詰められて捕まった場所、多分だけどCity Parkじゃないかな…)、盗品を売るための骨を盗むべく再び墓荒らしに入ったボイドを捕まえて解決しました。ボイド全然人生やり直せてないし…。

 

ちなみに、ラサールが撃たれかけたのを黙っていた件は、結局彼が謝罪して解決。心配してくれたことを感謝すると。パーシーは、自分が過去と向き合うのを助けてくれたお返しだと言う。確かにS2E16のマリオンの事件の時は、ラサールがかなりパーシーを支えてた感じでした。

 

エンディングで行われた大尉のセカンドラインですが、場所は冒頭と全く同じ場所(St. Louis St)だったので多分同時に撮影したのでしょう。ただバンドは「YPS」という帽子をかぶっていたのとスーザフォンの「TUBA」のステッカーからYoung PinStripe Brass Bandじゃないかな。ロレッタの持っていた傘や、他のメンバーがひらひら振ってた白いハンカチもセカンドラインのパレードでよく見かけますが、何の意味があるのかはよく知りません…じゃつまらないのでちょっと調べてみたところ、あまりハッキリしたことは判りませんでしたが、傘の起源はおそらく女性がパレードで外を歩く際の日除けで、ハンカチは南部の紳士たちがポケットチーフとして使っていたのを取り出して振ってたとか、そんな感じみたいです。

あれだけ頑なにセカンドラインは行かないと言ってたラサールも、最後は顔を出して、仲良くパレードしてました。

NCIS: ニューオーリンズ (S2E19)

Means to an End / 見えない敵

プライドの娘ローレルがランニング中に突然男に襲われ、男を突き飛ばしたところ死亡させてしまう。現場に駆けつけたプライドに、何日か前からバンに尾行されていたと話すローレル。しかし警察がそれを軽視していると感じたプライドは、現場付近で見つけたタイヤ痕の写真をセバスチャンに送り調べさせることに。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)

 

既に何度か触れていますがローレルはルイジアナ州立大学の学生なので、襲われた場所も大学のあるBaton Rougeなようでした。冒頭の街の空撮でもこのサインが映ってました。

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担当もBaton Rouge警察でしたね。ニューオリンズから車で1時間くらいですが、大事な娘が襲われたとあってキングも当然駆けつけます。なぜかパーシー連れて。あれ、NCIS関係ないよね…?と思っていたら案の定、警察に「管轄外だろ」と釘を刺されます。しかし、ローレルが数日前から怪しいバンを見かけていたのにまともに取り合わなかった警察をキングが信用するわけもなく、NOLAチームで勝手に捜査してバンを特定したところ、なんとそのバンはオフィスにバーにモルグ、ロレッタのアパートまでも監視していたことが判り、結局NCIS案件になりました。ちなみにローレルを襲ったのはクリフトンというただの地元の変態男で、キングたちとの接点はなし。ローレルが抵抗した際に階段から落ちて亡くなったため、ローレルは自分が殺してしまったと動揺します。ローレルはどう考えても正当防衛だし1ミリも悪くないけど、それで気持ちが晴れるもんでもないですよね…。

 

キングはミリシアの犯行を疑いますが、なぜこのタイミングかが解らない。

そして緊急時対応局(CRFO)からハーディ捜査官が派遣されてくる。キングの元訓練生らしい。「緊急時」という名目ですが、要するにキングが私情で暴走しないようお目付け役です。しかしキング、セバスチャンとパットンの調べでバンの内部がMetairieにあるDevil's Detailing Garageというお店(実在はしないようです)で改造されていたと判り、1人で勝手に行ってしまいます。オーナーのトロイにクリフトンや改造バンの写真を見せてもシラを切るが、彼がミリシアのタトゥーを入れており、銃を出そうとしたので逮捕。そこにハーディたちが駆け付けたため、「キングが強引に襲っている」ようにも見える状況でした。早速やらかしたキング。しかも弁護士に「犯行時にトロイは別件で私と一緒にいた」と言われてしまう。ハーディは、キングの希望もあってトロイを泳がせるべく釈放しますが、NOLAチームを操作から外します。しかしキングが素直に従うはずもなく、こっそりトロイを尾行し、彼らが大量の武器を隠していた倉庫を発見します。場所は"Thousand block of Bienville"てことで、ここ。

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端の方とはいえ一応フレンチクオーター内です。大勢の観光客が毎日訪れるエリアに、あの大量の武器を隠し持ってたとか怖すぎる。。キングの暴走が幸いして(?)早く見つかってよかったです。ハーディも怒るに怒れない感じでした。

 

その頃ロレッタは、パーシーがローレルに付き添い、かくまっている隠れ家へ。ここはパーシーが潜入捜査時代に2年暮らした家だそうで、「ストリートカーの終点から引き返す」と言ってたけどどの路線なんだろう。ロレッタは朝食の差し入れと、クリフトンの検視結果の報告書を持参。クリフトンは長期間アドレナリンを注射していたことが死因であり、ローレルは無関係だと伝えます。身の危険が去ったわけではないので安心はしきれないけど、とりあえずよかったよかった。

 

倉庫で採取した指紋やDNAがミリシア関係者のもので、また彼らの監視対象が6名いること(後にSEALs隊員と判明)、監視データがシリアに送られていたことが判った。そして武器はラッカー基地(アラバマ州にあるようです)から盗まれたものだったが、証拠不十分で不起訴になった容疑者の弁護士がトロイの弁護士と同一人物だった。弁護士を呼び出すも守秘義務を盾に何も話さないが、彼女はトロイの弁護をボランティアで引き受けて以降ミリシアの依頼を断れなくなってしまったと言います。

 

キングはゼッドのいる刑務所を訪ねます。ゼッド、S2E8で殺されたのかなと思ったけど生きてたのか。彼の房から携帯が見つかり、そこには2日前にピール伍長の遺体の写真が届いていた。ピール伍長はラサールとブロディがBelle Chasseで行方を捜していたのだが、ローレルの襲撃騒動で操作が中断していた。伍長は機密情報にアクセスでき、監視対象のSEALs隊員が制圧したシリアの傭兵長に関するデータもダウンロードされていた。アメリカ政府を敵視するミリシアとシリア傭兵たちが「敵の敵は友」とばかりに手を組んだのでした。そしてローレルの誘拐は、NOLAチームのピール伍長捜索を妨害するために仕組まれたと。

 

さらにSEALs隊員たちは、本日功績をたたえる式典が秘密で行われるらしく、ミリシアの標的はその式典だということに。場所はグレトナ(Gretna)の退役軍人会ビル(VFW Building)。ビル自体はグレトナに実在するようですが、ロケが行われた星条旗ペイントが印象的な建物は、同じルイジアナでもHarahanにあるVFW Buildingでした…が! ストリートビュー見たらペイントが消えて普通のビルになってる!

放送当時に調べた時にはこのツイートを見つけたんですけどね…期間限定だったのかな。全米のVFW関係の建物に星条旗のペイントをしているScott LaBoidoさんというアーティストの作品だったようです。

星条旗が「アメリカの勝利」を象徴するかのようなシーンだったのに。

 

トロイたちは最高警備(Supermax)刑務所への収監を逃れるために、すべてゼッドの指示でやったと自白、そこにはゼッドが移送されることに。それまで「恐れるものなどない」と不敵だったゼッドも動揺してたけど、どんだけ怖い所なんだろう…。

 

これで解決したかと思われるが、ゼッドの携帯は2日前に刑務所に持ち込まれたものであり、長期にわたる監視や襲撃計画を指示したとは思えない。隠れ家からキングのバーへ戻ったローレルとパーシーが「家族の友達(Friend of the family)」を名乗る例の女性弁護士に襲われるが、ローレルが反撃、パーシーが仕留める。ローレルもさすがキング仕込みなのか強くてかっこいいし、最後「(ローレルは)任せてって言ったでしょ?」と言ったパーシーも最高でした。

しかし彼女が首謀者ってことでいいんだよね。S2E1で言ってたミリシアの「マザー」ってこの人だったのかな。そしてなんで「家族の友達」?キングとは取り調べを受けた仲よってこと?? そしてこれで本当にミリシアとの確執は終わったのか。面白かったけどちょっと疑問の残るエピソードでした。

麗蘭 Sweet Soul 磔磔

タイトルは麗蘭になってるけど、全体的にあんまり麗蘭関係ない話になっちゃったかも。

 

少し時間が経ってしまったけど、去年も行ってきました。年末恒例の磔磔。何回か行き損ねてるけど、もう15年くらいほぼ毎年行ってます。今回は関東から日帰りになるので迷ったんだけど、諸事情で来年以降行くのが難しくなりそうなのと、そもそもCHABOさんたちだって年齢的にいつまで続けられるかも解らないということもあり、いわゆる「推しは観れる時に観とけ」で行ってきました。

 

結果的に、ライブ自体は多少思うとこあれど満足でした。多少の「思うこと」というのは別にドラムとかじゃなくて、新曲が多いのは喜ばしいことだしすごいことだと思うけど、もっと「麗蘭」の曲を聴きたかったなぁという気持ちも残ったので。Neville Brothers(もう観れないけど)など一部の「伝統芸能」カテゴリの方を除き、毎回新しい曲を聴かせてくれる「現役感」は、私にとってもライブに通う大きなモチベーションになります。なんだけど…さすがに新曲多すぎやしませんか。たくさん聴いて欲しい!という思いは確かに受け取りましたが、もう少し曲を絞ってクオリティ上げて出して欲しかったかなーという気持ちはありました。まあある意味、同じチケット代で新曲たくさん聴かせてもらえるのはお得っちゃお得ですけど(そういうもんなのか)。そこは考え方の問題でしょう。たださ、ココナッツバターとかクッキーと紅茶とかマンボのボーイフレンドとかシャスターデイジーとかサザンマンとか、麗蘭て独特の世界観のいい曲いっぱいあるじゃん。そういうのも聴きたいじゃん。という気持ちも正直あったり。特に10月のライブもカバー中心だったことから、麗蘭のオリジナル聴きたいなぁという思いがひときわ強かったので、そこが心残りといえば心残りです。

 

でも、今回はまあライブ自体はいいんです。CHABOさんも公平さんも相変わらずかっこよくてお元気そうで、演奏は相変わらず素晴らしく、磔磔の音も相変わらず最高だった。ただ、お客さんのマナーがかなり残念でした…。

 

色々語弊があるのを承知で敢えて書くと、CHABOさん関係のライブで不快な思いをさせられたことは今までも少なからずあって、一時期ほど頻繁に行かなくなった理由の1つでもあります。ただこれは「私が勝手に不快だった」だけで、仮にその内容について第三者に説明したとしたら、「まあ、あなたがそう思うんなら距離を置く方がいいかもね」という感じのものでした。ただ今回は「それって明確なルール違反、マナー違反じゃないの?」ってことが結構あって、心底楽しめなかったというのが正直な印象です。

まず、床にドリンクや荷物などを置いて、一時的にその場を離れる自分や後から入ってくるお友達のための「場所取り」をしている人が多かった。気づかずに立っていると「そこ、取ってるんですけど!」と何度か怒ったように言われて反射的に「すみません」と移動したんだけど、あれは本当に私が悪かったのか。。もっとも、私が大抵1人でライブに行くから知らないだけで、「遅い整理番号のお友達のための場所取り」が暗黙であれ了解されてるならいいんです。あと、スタンディングのライブハウスで買い物やお手洗いなどで移動した場合、その場所は「放棄する」ものだと思ってたけど、実はそうじゃないというならそれもいいんです。ジャンルや会場などによってもローカルルールとかありそうだし、不愉快になるのはお門違いだったかもしれない。でも今まで文字通り何百回とライブに行ってそんなの言われたことなかったし、こういうことがOKなら何のための整理番号なのかなぁという気はします。

 

あともう1つ、行ったことある人はご存じだと思うけど、磔磔は、出演者の名前を書いた手描きの「看板」が有名です。過去に出演された錚々たる方々の看板が壁一面に張り巡らされる様子は圧巻で、あれは磔磔の「財産」といえるでしょう。麗蘭の看板も毎年新調されてステージに飾られるので、今年はどんな看板かな…というのも楽しみの1つです。ただこの看板というかライブハウス内部は写真撮影禁止で、スタッフもその旨を何度も呼びかけています。にもかかわらずこっそり撮っている人が多い。それだけならまだしも、その写真をご丁寧にタグまでつけてインスタやツイッターにアップしているのを後日結構見つけてしまって、「うわぁ…」となってしまいました。

ここでは撮影や録音録画自体の是非はひとまずおきます。個人的にはむしろ賛成だし、私も撮影が自由な所では結構撮ってて(後から見返すの楽しいし)、スマホで誰もが気軽に写真や動画を撮れる今の時代、やたらに禁止するのはナンセンスだし非現実的なので商用だけ禁じればいいのではと思ってます。ただそうはいっても現時点では撮影禁止で、あれだけ明確にスタッフが何度も注意してるのに平気で撮る神経が理解できない。磔磔はおそらく、あの看板や内装の価値を守る手段として撮影を禁じているんだから、そこに敬意は払えないんでしょうか…。まあそれでも記念に撮りたい気持ちは解らなくはないので、百歩譲って自分の記念のためだけにこっそり撮るならギリギリでアリ…かもとは思う(とはいえあれだけ繰り返しスタッフが呼びかける中でカメラを構えるメンタルの強さは私にはない)。ただ、それをいい歳したおじさんおばさんが嬉々としてタグまでつけてSNSに載せるのは痛々しくないですかと。いや年齢の問題じゃないんだけど、いわゆるバカッターとかマナーの悪いインスタグラマーとかで批判されるのって若い人が多い印象なので…麗蘭のライブのお客にそんな若い人ほぼ皆無ですからね。。それなりに人生経験積んでるだろうに、麗蘭のメンバーにも迷惑かけてしまうかもとか考えないのかな。

 

あとこれは私が直接被害に遭ったことじゃないけど、磔磔は楽屋が2階にあって、出演者はお客さんのいるフロアを通ってステージに行く構造なので、場所によっては文字通り触れる位置を歩いていくんですが、今回麗蘭が入場した時に、公平さんのシャツの首元をつかんだ人がいたみたいです。公平さん、「俺は猫じゃない」と冗談めかして言ってらしたけど、あれだけ混雑してると下手すれば結構危険だし、なにより首元つかむってめちゃくちゃ失礼だよなと。場所取りや写真でかなりうんざりしていたところに公平さんのこのMC聴いて、「ああもう来るのやめようかな…」と思ってしまいました。

 

会場の、というかファンの人たちの雰囲気にどうしても馴染めなくて(良い悪いじゃなくて、合う合わないです)ライブから足が遠のく、ということは過去にも何度かありました。それでもCHABOさんや麗蘭は大好きだから、ペースは落ちたり小さめの会場は避けたりしながらも通い続けてたんだけど…うーん、そろそろ限界なのかなぁ。今後は野音みたいにそこそこ規模あって席決まってて、ギリギリに行ってライブだけ観てサクッと帰れる公演だけにしようかな、とか本気で考え始めています。

NCIS: ニューオーリンズ (S2E18)

If It Bleeds, It Leads / 過去との決着

バスにはねられて死亡したエヴァン・バビッシュ上級准尉は、長期休暇で新聞社の仕事をしていた。そこは双子の妹エミリーがいたヒューストン・グローブで部署まで同じことを知ったブロディは、プライドと共に検視結果を聞きに行く。そして2つの事件がつながっているのではないかという考えをプライドたちに伝える。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)   

 

年中行事に絡めたエピソードの多いこの番組ですが、今回はSt. Patrick Dayでした。キングじゃないけど、ニューオリンズの人たちは何かと理由をつけてはイベントだフェスだパーティだとやっているというのは確かにそんな気がします(フェスに至っては食べ物に限定してもCrawfish Fest、Po-Boy Fest、Fried Chicken Fest、Gumbo Festなどなど、もはや節操ないレベル、笑)。ただSt. Patrick DayはUptown地区にIrish Channelというアイルランド人居住地区もあるし、あながちこじつけでもないのかな、と。そしてパーシーは、パレードで投げられるジャガイモに当たって気絶したことがあると言ってましたが、私が見たSt. Patrickのパレードではキャベツを投げてました(一応、緑がお祭りのシンボルカラーなので。マルディグラビーズも緑が多めに投げられます)。その時の話はここでも少しだけ触れています。

 

ビッシュ准尉が車に轢かれた現場はフレンチクオーターのこのあたり。

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前もこの辺が現場だったことがあるような…。

ビッシュはヒューストン・グローブ紙の「最前線(Forefront)」というチームでリフレッシュ研修を終え、任務に戻る初日だったそう。この研修、軍の任務に疲れた人が年単位で別の仕事に就く制度ってことかな?そんなのあるんですね。しかしその「最前線」、ブロディの亡くなった妹エミリーの生前の職場だった。しかも検視の結果バビッシュの死は事故を偽装された可能性が高く、密かにエミリーの死について調べていたブロディとセバスチャンは、今回の事件がエミリーの死(飲酒運転の車に轢かれた事故死と片付けられたが、実は殺人だと未解決事件のサイトで告発されている)と関係あるのでは、と疑います。この辺の話はS2序盤(S2E1〜E6あたり)で小出しにされてましたが、遂に本格的に取り上げられました。

 

チームのメンバーは半信半疑ですが、キングとブロディはとりあえずバビッシユの事件を捜査すべくヒューストン・グローブ紙へ事情を聞きに出かけました。エミリーは社長の息子ダニエルと婚約してたんですね。バビッシュの元恋人のジェシカは、彼が軍に復帰する直前に何かを記事にするため熱心に調べていたと言うが、最後の仕事はすでに記事になっていた。S2E1でも少し出てきた原油流出事故で、被災地への賠償を担当していたゾーン弁護士の不正を暴いたものだそうです。ただ、この事件の取材にエミリーは関わっていなかった。

 

ニューオリンズではバビッシュが亡くなった日の夜にゾーンの家に侵入し、彼のPCを盗んでいたことが判る。ゾーンは行方不明だが、バビッシュを殺す動機はあってもエミリーとは無関係。落ち込んで半休を取って自宅にいたブロディを、家主のロレッタが訪ねて励ましてました(キング丸一日休ませてやれよとちょっと思ったんだけど、ブロディが休もうとしなかったのかな)。そしてダニエルが、自分は結婚も決まりもう忘れたいからエミリーの事件を掘り返すなとわざわざ言いに来る。場所はJackson Square前の観光定番地。

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ていうかこの場所、Washington Artillery Parkっていうのか。知らんかった…。

 

ゾーンのPCのGPSを調べると、Laffite(Treme-Laffite地区だと思うけどパットンのモニターに映ってた地図は全然違う場所っぽかった)のバビッシュの昔の家にあるらしい。ゾーンが取り返しに来たらしく荒らされていたが、PCは煙突の中に隠されて無事だった。オフィスに持って行きネットに繋ぐとハッキングされそうになり、しかもゾーンが交通事故死したとの報が入る。ハッカーを追跡するとBaton Rouge(ローレルの通う大学がある街。ニューオリンズから車で1時間くらい)におり、キングたちが向かうと、ハッカーの正体はエミリーを飲酒運転で轢いたエドワード・ラムだった。

エドワードは当時断酒していたはずなのに気がついたら事故車の中にいて、身に覚えのないアルコールが検出された。依存症の前歴を利用して誰かに嵌められたと、釈放後もずっと調べていたらしい。ブロディにも調べてもらうために例の写真を送っていたんですね。

その頃モルグでは、バビッシュとゾーンの体内からアルコールとアルプラゾラムという薬が検出される。エドワードからも事故当時検出されており、両方混ざると酩酊状態になるらしい。3人ともこれらを注射されたのだろう。遂に今回の事件が繋がりました。Bro-astian for the win!ですね。セバスチャンかわいいな。

手口が特殊なので似た事件を調べる一方で、パットンはゾーンのPCに遠隔で監視できるソフトを見つける。データがヒューストン・グローブに送られていたらしい。キングたちは再びヒューストンに行き、ジェシカに話を聞く。IT担当なので何か知ってるだろうと。関係ないけど、女性でも"IT guy"なんですね。ゾーンの事件については、「最前線」がある日突然匿名ソースから有罪の証拠を掴んだことをバビッシュが不審に思って調べていたらしい。会社が存続のために特ダネを掴むべくPCに監視ソフトを仕込んでいて、それを暴こうとしたため殺されたと思われます。ジェシカは死の直前にバビッシュから話を聞いていたが、怖くて話せなかったのだと。ダニエルがブロディに捜査から手を引くよう言いに来たのはそのためだったのか。

そしてラサールとパーシーは、過去にアルプラゾラムで殺人未遂を犯したゴーマンという私立探偵を見つけ出し逮捕。ゴーマンの自宅、バイクで逃走中にRiver Parishという看板がありました。調べたらLouis Armstrong国際空港などがあるKennerあたりなようです。

 

結局犯人はダニエルではなく、父(社長)のロバートでした。エミリーの時も不正に気づかれそうになって、事故を装って死なせたのでした。婚約者殺害という最悪の事態は免れたけど、どっちにしたって酷いよなぁ。

ようやく妹エミリーの事件に片をつけられたブロディですが、まだ心の穴は埋まらないと。キングが焦ることはないと励まします。ここ、キングのエプロン姿が妙に可愛いくて、いいシーンなのにそっちが気になってしまった。。

そしてエドワードも汚名が晴れ、断酒会に参加して新しい人生を歩むようです。ITスキルも高そうだし、良い仕事を見つけて彼には幸せになって欲しいなぁ。

NCIS: ニューオーリンズ (S4E6)

許容損害 / Acceptable Loss

アパートで首つり死体が発見された。「窒息プレイ」中の事故のように偽装されていたが、NCISチームは殺人事件と見て捜査を進める。やがて犯行直前まで被害者と一緒にいたクロエという女が捜査線上に浮上。クロエは他にも3人の男性を殺した疑いがあり、早速クロエを取り調べるが……。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)    

 

サム・シーガー兵曹、自宅アパートで殺されていましたが、引っ越したばかりとはいえ生活感なかったですね。場所は軍の記録では427 Hernandez St, Arabiとありましたが、例によってストリート名は実在、番地は架空でした。撮影場所もHernandez Stをストリートビューを見る限り全然雰囲気が違うので、別の場所でしょう(今回はロケ地特定がめちゃくちゃ難しくて、ほとんど判らなかった…残念)。

ニューオリンズとは関係ないけど、セバスチャンが話していた「ハッチェンスの死」とは、オーストラリアのロックバンドINXS(インエクセス )のボーカリストマイケル・ハッチェンスのことです。シドニーのホテルで、サム同様裸で首を吊った状態で発見されたのですが、こちらは自殺みたいです。セバスチャン結構音楽ネタ盛り込んでくるなー。

 

サムはネットで「窒息プレイ」のお相手を見つけていたようだが、その相手は現場でもネット上でも綺麗に痕跡を消している。パットンたちが苦心して見つけ出したのがクロエ・マイルズという女性で、滞在先はWindsor Court Hotelの503号室。このホテルは実在します。フレンチクオーターの近くにあり、一度ランチをしたことがありますがとても素敵な所でした。

 

一方でラサールはアラバマからやってきた父親に呼び出され、いい加減に家の事業を継げと迫られます。アラバマで家業を継がせたい父親とうまく行ってない話はS1からちょくちょく出てましたが、ついにお父さんご本人の登場。ここもどこのレストランか判らずじまいですが、ラサール、スーツ以外でジャケットなんて持ってたのか。デート用?

 

クロエは取り調べを受けるもシラを切り、また現場で検出されたDNAも一致しなかったため釈放されますが、他にも彼女とネットを通じて出会った男性が3人、不審死を遂げているようです。3人の共通点は国の機密情報にアクセスできることだけれど、サムは電気技師のため機密とは無関係。しかしサムが兄のように慕い、「近親者」として登録していたノーラン・ウィリス少佐が機密任務に従事しているので、クロエはノーランをおびき寄せるためにサムを殺したのかもしれない。

ニューオリンズに訪れたノーランはクロエや他の被害者を知りませんでしたが、サムの追悼式に参加するとのこと。父親と食事に行っていてクロエと面識のないラサールがノーランになりすまして出席することになりました。追悼式の場所はNapoleon House。ナポレオンの逃亡先として用意された当時の市長宅(現在はレストラン)で、S2E6(ハミルトンの対立候補が自滅した、レッドドレスランのエピ)の事件現場でもありました。案の定クロエはラサール扮するノーランに、「サムの友人」と騙って接近。見え見えじゃね?て感じのクサい芝居の挙句にラサールは薬を盛られて拉致されてしまいました。いやこれラサールは解ってて芝居に乗ったけど、仮にノーランが何も知らずに相手してたら乗ったんかな。。ちなみに拉致現場は追悼式場のすぐ近く、この辺りです。

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クロエは、空軍パイロットだった父親がパラグアイのバーで喧嘩して死亡したことになっているが、実際はCIAの「カオス作戦」に関わって亡くなったことを調べ上げていた。関わった人物を明らかにすべく機密にアクセスできる人間に次々と接触し、彼らが口を割らないため殺していたのでした。ラサール扮するノーランも、監禁場所でシステムにログインするよう命じられるが本人じゃないのでパスワードが解らない。偽物とバレると殺されてしまうので、パットンの機転とキングの説得で遠隔でノーランのアカウントにログインさせますが、欲しい情報をダウンロードしたクロエはラサールに薬を打って逃走します。キングたちが駆けつけた時には心停止状態のラサールでしたが無事蘇生、奪った情報をクロエが公にする直前にキングたちが阻止してクロエは逮捕されました。最後は電源を切るという物理手段、ギブスを思い出したのはきっと私だけじゃないはず。

ラサールは4分間も心停止していたようですが、病院で手当を受けて意外と元気そう。そういうもんなのかな…。ちなみにSouthern Louisiana Hospitalという名の病院は存在しないようです。無害なネタバレを少しすると、同じ名前の病院がS3で2回くらい出てきますがロケ地は別の場所でした。ラサールは病院を出たその足で再び父親と食事に行き(元気だな)、自分はなんと言われようと会社を継ぐ気はないと宣言します。これ、キングに「父と向き合え」と言われて腹を括ってのことなんだけど、キングの「お前が言うな感」は否めない…まあ親との確執はNCISのお家芸ってことで。

 

それにしてもクロエが3年間かけた入念な調査に全米各地での連続殺人、手間暇もだけど相当お金かかりそうだし、滞在先も結構高級なWindsor Court。しかも証拠を綺麗に隠滅したり偽装したりするだけのスキルもあり、それなりの教育を受けたのかなと思われる。幼い頃に両親を亡くしてるんだけど、資産とかあったんですかね。だとすれば誰かしら彼女を気にかける人物も身近にいただろうに、止めてあげて欲しかったなと思います。そして特殊な性癖を持っていると、軍では出世に響くのか…(ていうか多分そんなこと職場の人に明かさないような気が)。