NCIS: ニューオーリンズ (S1E13)

The Walking Dead / 命の限り

ガブリエル・リン少佐が放射性物質ポロニウム210で倒れ、友人であるプライドが犯人捜しを依頼された。かつて、ガブリエルが除隊を勧めた元沿岸警備隊のドミニク・コールの怨恨による犯行と睨んだラサールは、ドミニクの住居へ行ったところ、あわや仕掛けられていた爆弾で死にかける……。(スーパー!ドラマTVサイトより引用) 

 

ボーリンさん再登場! しかも直接の共演はなかったけど、B.D.Wongさんもゲスト出演されて、SVU同窓会でした。(ボーリンさんを演じるDiane Nealさんとリン少佐を演じるB.D.Wongさんは、Law&OrderのスピンオフSpecial Victims Unitで過去に共演されています。お2人ともすでに降板されていますがドラマ自体はまだ続いており、今年Season 20を迎えます)。
そしてキング、決め台詞こそなかったものの、やたらサングラスを掛け外ししててまたもホレイショぽかった気が…まあ、あんなキザではないんですが。

そしてホレイショといえば、吹き替えを担当されていた石塚運昇さんが先日ご逝去されました。私はあまり吹き替えは観ないんですが、それでもあのホレイショはかなり強烈な印象です。日本でのマイアミ人気にも貢献されたと思います。ご冥福をお祈りします。

 

 

さて、冒頭でリン少佐は、Bourbon StとOrleans Stの角からJackson Squareの方へ走っています。

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ちなみにここ、番組のオープニングで映っている看板のある場所です。

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 競走していた同僚は、Dumaine StからLouis Armstrong Parkを突っ切ってチートしたとのことなので、トレメ地区から走ってきたのでしょう。字幕では、同僚が朝ごはんにトースト奢れと言ってるように取れますが、正確には「Laurel StにあるToast(というお店で朝食を奢れ)」です(I'm thinking - Toast on Laurel Street)。ちなみにニューオリンズにはLaurel Stだけでなく、LaSalle Stもあります。キャストの氏名を考える時意識したんでしょうかね。
なお、Jackson Squareでリン少佐が倒れる前に、「Audubon Park(アップタウンにある公園)まであと5マイル(8キロ)走るよ!」と言ってますが、初めてここを観た時に「えー、そんなに近い? もうちょっと遠いでしょ」と思いながらGoogle Mapで調べたら本当に5マイルで、「あれ、このドラマ案外リアルに作ってるのかも…」と興味を持ってロケ地など調べ始めたのが今に至ります。当時は気になった固有名詞などを何気なく検索していただけで、こんなにハマると思ってなかった…。

 

倒れたリン少佐、検査をしたら何者かにポロニウムを盛られていたことが判り、もう助からないので、せめて生きている間に犯人を見つけて欲しいとプライドに捜査を依頼する。リン少佐はセラピストとのことですが、Drの学位もあるようだし精神科医かな? SVUのホアン先生も精神科医でしたね。

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キングと少佐が歩きながらお兄さんの話などしていたシーンはこの辺。オフィスの近くです。

 

ラサールとブロディはBelle Chasseにある少佐のオフィスで放射線量のチェック。この後のシーンもですが、誰も避難させず防護服も着ずにガイガーカウンターで捜査してたけど危なくないのかな。経口投与じゃない分には安全だからでしょうか。リン少佐の部屋にFleur de lis(百合の紋章)の素敵な絵が飾られていたのがポイント高かったです。そして同僚として、ハロウィーンエピソード(S1E6)に出てきたウィルキンス博士が再登場、こちらに赴任しており、コーヒーに誘われてニヤけるブロディかわいい。

なお、少佐の職場には写真右の建物が使われていました。

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少佐の関係者を調査するうちに、少佐の元患者ドミニクが挙がる。彼が元CGISということで、ボーリンさん呼ばれて再登場!「私に会いたいからってポロニウム事件でっちあげたんでしょー」と軽口叩くボーリンさんも満更でない様子。ドミニクの現住所はLower 9th Ward東のIndustrial Canalの近くとのことですが、それらしい場所は見つかりませんでした。ただ、爆発が起きたのはこの辺ですね。

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橋が架かっている道路はChef Menteur、S1E11でも名前だけ出てきました。Lower 9th Wardからは少し離れた場所です(ちなみにLower 9th WardはKatrinaで甚大な被害を受けたのですが、低所得の人たちが多く住んでおり、いまだ復興が手付かずのエリアが多い地区でもあります)。

 

ドミニクの疑いは晴れますが、その後もなぜか捜査に参加しているボーリンさん。いや、大歓迎なんですけどね!!
検査で少佐に毒を盛られた日が特定され、その日の行動を確認すると、父の所有していたロフトに行き、Irene's(イタリアンレストラン)で食事をしたと。ロフトの住所(600 Decatur)に実際にあるのはJackson Breweryという小さいショッピングモールでフレンチクオーターど真ん中、あんな場所にあの広さのロフトはなかなかないんじゃないかな。ラサールとボーリンさんがロフト内を捜査しているシーンも、バルコニーからは橋やWorld Trade Centerビルが見えたのでほぼ住所通りの場所でしょうが、建物内のシーンは別の場所で撮ったと思われます。なお、お兄さんのキャムが住んでいるのは多分Garden Districtなどアップタウンの高級住宅地と思われ、リン家は裕福なご家族いう設定なようです。

 

と思いきやそのお兄さん、巨額の投資に失敗しており、少佐とも父の遺産の土地を巡って裁判しているため疑われる。またその土地を開発のために欲しがっているオムニコア社もなにやら怪しい。オムニコア社がビジネス街(Central Business District)にあるのでキングとラサールが訪ねますが、ソチで役人が殺された事件とか薮蛇的に関係ない事件の話を口走る。それ以上ツッコミなかったけど、なんだったんでしょうね。。

ちなみにオムニコア社のビルはPoydras Stにあるここ。

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実際はFirst Bank and Trustという銀行が入ってるようです。

 

お兄さんの家にも強制捜査が入りますが、冷蔵庫からポロニウム入りの水が見つかる(この少し前の、ブロディとボーリンさんの「オトコマエ女子トーク」が最高ですね。かっこいい…)。その組成から特定されたのは、なんとお兄さんの奥さんの実家が経営する会社だった。犯人は奥さんでした。リン少佐が死ねば土地を売った大金をお兄さんが独り占めできる…というけど、夫にも水飲ませて殺して自分一人のものにしたかったんですかね。実家の束縛から逃れたかったとか言ってたけど、意味がわかりません。

結局お兄さんの疑惑は晴れ、少佐とは最後に和解できました。よかった。最後に夕暮れ時のミシシッピ沿岸の遊歩道を、「一番好きな場所(my favorite place to run in the city)」と言ってましたが、あそこは本当に美しい素敵な場所です。

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(ちなみに冒頭のシーンは写真左手の階段で撮影されている)

フレンチクオーターとミシシッピ川を両側に見渡しながら走れる、なんとも贅沢な場所です。ここを歩いていると、「ああ、ニューオリンズに来たなぁ」としみじみと幸せな気持ちになれます。リン少佐が、最後に大好きな場所でお兄さんと走ることができてよかった。

 

なお、ボーリンさんが終盤にキングと歩きながらニューオリンズチームに入りたい的なことを仄めかしたので当時はたいそうテンションが上がったのですが、その後Diane NealさんがNOLA製作陣と揉めたとかいう話があり(詳しくは知りませんが…)、何より現在彼女が政界進出を目指していることもあり、残念ながらもはやその話はなさそうです。Dianeさんが望む道に進まれるのが一番ですが、もし今後また女優業に復帰されることがあったら、ゲストでもいいのでNCISへのカムバックも期待したいなと思っています。