NCIS: ニューオーリンズ (S4E4)

 死者の声 / Dead Man Calling

薬局博物館の向かいの建物から男が転落死した。死んだのはジェイコブ・アンダーソン三等兵曹。事故か自殺か他殺かNCISが捜査を始めると、その建物は150年前にも南軍の水兵コーネリアス・ラルーが転落死した場所で、その幽霊が街をさまよっているという言い伝えがあった。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)    

 

アメリカでの初放送は2017年の10月中旬だったようなので、ハロウィンエピということかな。幽霊ツアー(Ghost Tour)のシーンから始まります。

ニューオリンズがロケ地の映画やドラマにはドラキュラものやホラーなども結構多いのですが(The Curious Case of Benjamin Button、Interview with the Vampire、American Horror Storyなど。ちなみにソース不明ですがディズニーランドのホーンテッド・マンション(Haunted Mansion)はニューオリンズの幽霊屋敷がモデルになってると聞いたことがあります)、実際Ghost TourやVampire Tourの類は幾つもあって、観光客にも人気です。たとえばこんな感じ。

英語ガイドですが、日本から予約できるものもありました。

これも含め、実際には夜のツアーが多いです。雰囲気出ますしね。

ロレッタはすべての幽霊ツアーに2回ずつ参加したと言ってましたが、私はまだ参加したことがありません。怖いの苦手なのと、あと夜はライブに行っちゃうからというのが主な理由ですが。

ガイドさんが案内していた薬局博物館(New Orleans Pharmacy Museum)は実在しますが(公式サイト)、本物はフレンチクオーター内の別の場所(514 Chartres St)にあります。ロケで使われていたのは、ガイドさんの説明通りRoyal St。

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ストリートビューで見る限り、普通のお土産物屋さんなようです。

なお、本エピの要であるLaRue家やEdgar家などの一連の設定は調べた限り何も出てこなかったので創作だと思いますが、「1800年代にできたアメリカ初の薬局がニューオリンズにできた」はあながち嘘ではなく、厳密には1823年にアメリカの薬剤師第1号Louis Joseph Dufilho, Jr.が開いた薬局が、現在の薬局博物館になっているようです。ただ、拷問していたかどうかは不明ですがVoodooの薬なども売っていたようで、現在の薬剤師とはちょっと毛色が違いそうです。

そしてコーネリアス・ラルー(Cornelius LaRue)が飛び降りたという向かいのビルの1階はDirty Coastでした! セバスチャンのTシャツでおなじみのお店です。ドラマにもちらっと看板が映ってました。

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今年の5月に訪問した時の記事には、もう少し鮮明なお店の写真も載せてます。

 

そしてまさしくこの場所で衛生兵ジェイコブ・アンダーソンが転落したわけですが、現場に駆け付けたラサールとパーシーは引き続き険悪な雰囲気。ラサールは「車で迎えに行こうと思った」というと「いや、近いし」と返されてますが、実際パーシーとグレゴリオのアパートは現場から徒歩約4分、狭いフレンチクオーターの道を車で行く方がよほど時間がかかるので、なんにせよラサール余計なお世話ですね(酷)。

 

ジェイコブは件の建物の屋上で何者かと争っていたらしい。ノーフォーク勤務の彼は、ニューオリンズに住む祖母が亡くなって休暇を取って来ていた。キングがジェイコブの姉と祖母の家に行くと中は荒らされ、交霊でもやっていたかのような形跡が。現場に残された指紋はオーティスというインチキ交霊師のもので、ジェイコブの転落現場でグレゴリオが捕まえようとした怪しい野次馬だった。オーティスの働くMortuaryは一応実在しますが、常設のお化け屋敷というわけではなく、9〜11月の間不定期に開催する期間限定のイベントなようです。場所はここ。

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S1E11S2E4、S3E2など何度もロケ地に使用されているCity Parkの比較的近くです。またCanal Stは、ミシシッピ川の近くは街一番の目抜き通りでドラマでもよく映っています。

 

ここへ乗り込むセバスチャンとグレゴリオ。その少し前からお化けが苦手そうな素振りを見せてたグレゴリオが本気で怖がってセバスチャンに助けを求めるシーン、可愛すぎです。セバスチャンは屋上で高いところを怖がってたのでもっと腰が引けるのかと思いきや案外頼もしく、2人とも猛烈にギャップ萌え。しかも陰謀論とか大好きなのでオカルトにもテンション上がるのかと思いきや、自分は科学者だからお化けの類は信じてないと、終始わりと冷静でしたよね。

そして捕まえたオーティスが言うには、ジェイコブの祖母に「家族の秘密」を解明して欲しいと依頼されて交霊をしていた。適当にそれらしくやって小銭を稼ぐつもりが、彼女は死後、本当にオーティスに喋りかけて孫へメッセージを依頼したのだと。後にアリバイも確認できます。グレゴリオ、私はカトリックだから…と終始不穏。可愛い。

 

そしてラサールとパーシーの険悪ぶりが仕事に支障をきたすレベルなので、何とか解決しろとキングに言われて2人はペアで捜査。ジェイコブが亡くなる直前に訪ねた場所を辿ると、墓地でラルーのお墓を発見します。なんかこの時に「友達に戻る方法がわからない」とか言ってたけど、そもそもこの2人ってそんなに「友達以上」でしたっけ(わりとどうでもいい)。墓地は、橋との位置関係からHoly Name of Mary Church Cemeteriesじゃないかと思いますが、あんまり自信がありません…。

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さらにジェイコブが訪れたのはラルーの幽霊ツアーのルートでもあるエドガー邸。やはりラルーのことを調べていたのか。家主の夫婦に話を聞こうとすると、一足先にオーティスが「NCISの協力者」を騙って家にいた。パーシーたちに怒られますが、またなんか降りてきて、邸宅内に飾られていた1枚の写真を手に取る。エドガー夫人テッサの高祖父ホイットマンとラルーの写真で、ラルーはジェイコブと似ていた。…とくれば展開は粗方想像つくしこの先特にご当地ネタもないので端折ると、ジェイコブはラルーの末裔で、それが「家族の秘密」でした。実業家のホイットマンは医学校を出たコーネリアス・ラルーと共同で薬局ビジネスを始めて大成功したが、おそらくホイットマンかその関係者?に殺され、それが今の幽霊伝説になっている。事業の利益を独占したエドガー家は今や地元の資産家だが、ラルー家はその後アンダーソンに姓を変えており、ジェイコブたちがその子孫だったのでした。ラルーを調べたジェイコブが真実に近づいたため、エドガー家の資産を取られるのではと危惧したテッサの夫テイトが屋上から突き落として殺してしまったのです。ジェイコブの行動を辿って夜中に図書館に行ったセバスチャンとグレゴリオもテイトに殺されかけ、パーシーも間一髪のところをラサールに「City Mouse」と合図を送って助かりましたが、テイトは例のビルから飛び降り自殺。ここで都合3名亡くなったことになり、新たな幽霊伝説が生まれそうな予感です。「City Mouse」で通じる?とか、高祖父くらい離れててそんなに顔立ち似るのかなぁとか多少の疑問はあったのですが、最後にグレゴリオがこっそりオーティスを訪ねて亡き父親との交霊を依頼、「私にも評判てものがあるんだからね!(≒だからこっそり頼むわよ!)」とか言っちゃうのが可愛すぎて全部持って行かれてしまいました。可愛いなぁもう。しかしオーティス、イカサマを自ら認めてたけど、実は「見えちゃう人」だったんですかね。憎めないキャラなので、BONESのアヴァロン的な感じで時々出てきて欲しいです。

なんにせよ、可愛いグレゴリオと冷静で頼もしいセバスチャン、眼福エピでした。