NCIS: ニューオーリンズ (S2E18)

If It Bleeds, It Leads / 過去との決着

バスにはねられて死亡したエヴァン・バビッシュ上級准尉は、長期休暇で新聞社の仕事をしていた。そこは双子の妹エミリーがいたヒューストン・グローブで部署まで同じことを知ったブロディは、プライドと共に検視結果を聞きに行く。そして2つの事件がつながっているのではないかという考えをプライドたちに伝える。(スーパー!ドラマTVサイトより引用)   

 

年中行事に絡めたエピソードの多いこの番組ですが、今回はSt. Patrick Dayでした。キングじゃないけど、ニューオリンズの人たちは何かと理由をつけてはイベントだフェスだパーティだとやっているというのは確かにそんな気がします(フェスに至っては食べ物に限定してもCrawfish Fest、Po-Boy Fest、Fried Chicken Fest、Gumbo Festなどなど、もはや節操ないレベル、笑)。ただSt. Patrick DayはUptown地区にIrish Channelというアイルランド人居住地区もあるし、あながちこじつけでもないのかな、と。そしてパーシーは、パレードで投げられるジャガイモに当たって気絶したことがあると言ってましたが、私が見たSt. Patrickのパレードではキャベツを投げてました(一応、緑がお祭りのシンボルカラーなので。マルディグラビーズも緑が多めに投げられます)。その時の話はここでも少しだけ触れています。

 

ビッシュ准尉が車に轢かれた現場はフレンチクオーターのこのあたり。

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前もこの辺が現場だったことがあるような…。

ビッシュはヒューストン・グローブ紙の「最前線(Forefront)」というチームでリフレッシュ研修を終え、任務に戻る初日だったそう。この研修、軍の任務に疲れた人が年単位で別の仕事に就く制度ってことかな?そんなのあるんですね。しかしその「最前線」、ブロディの亡くなった妹エミリーの生前の職場だった。しかも検視の結果バビッシュの死は事故を偽装された可能性が高く、密かにエミリーの死について調べていたブロディとセバスチャンは、今回の事件がエミリーの死(飲酒運転の車に轢かれた事故死と片付けられたが、実は殺人だと未解決事件のサイトで告発されている)と関係あるのでは、と疑います。この辺の話はS2序盤(S2E1〜E6あたり)で小出しにされてましたが、遂に本格的に取り上げられました。

 

チームのメンバーは半信半疑ですが、キングとブロディはとりあえずバビッシユの事件を捜査すべくヒューストン・グローブ紙へ事情を聞きに出かけました。エミリーは社長の息子ダニエルと婚約してたんですね。バビッシュの元恋人のジェシカは、彼が軍に復帰する直前に何かを記事にするため熱心に調べていたと言うが、最後の仕事はすでに記事になっていた。S2E1でも少し出てきた原油流出事故で、被災地への賠償を担当していたゾーン弁護士の不正を暴いたものだそうです。ただ、この事件の取材にエミリーは関わっていなかった。

 

ニューオリンズではバビッシュが亡くなった日の夜にゾーンの家に侵入し、彼のPCを盗んでいたことが判る。ゾーンは行方不明だが、バビッシュを殺す動機はあってもエミリーとは無関係。落ち込んで半休を取って自宅にいたブロディを、家主のロレッタが訪ねて励ましてました(キング丸一日休ませてやれよとちょっと思ったんだけど、ブロディが休もうとしなかったのかな)。そしてダニエルが、自分は結婚も決まりもう忘れたいからエミリーの事件を掘り返すなとわざわざ言いに来る。場所はJackson Square前の観光定番地。

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ていうかこの場所、Washington Artillery Parkっていうのか。知らんかった…。

 

ゾーンのPCのGPSを調べると、Laffite(Treme-Laffite地区だと思うけどパットンのモニターに映ってた地図は全然違う場所っぽかった)のバビッシュの昔の家にあるらしい。ゾーンが取り返しに来たらしく荒らされていたが、PCは煙突の中に隠されて無事だった。オフィスに持って行きネットに繋ぐとハッキングされそうになり、しかもゾーンが交通事故死したとの報が入る。ハッカーを追跡するとBaton Rouge(ローレルの通う大学がある街。ニューオリンズから車で1時間くらい)におり、キングたちが向かうと、ハッカーの正体はエミリーを飲酒運転で轢いたエドワード・ラムだった。

エドワードは当時断酒していたはずなのに気がついたら事故車の中にいて、身に覚えのないアルコールが検出された。依存症の前歴を利用して誰かに嵌められたと、釈放後もずっと調べていたらしい。ブロディにも調べてもらうために例の写真を送っていたんですね。

その頃モルグでは、バビッシュとゾーンの体内からアルコールとアルプラゾラムという薬が検出される。エドワードからも事故当時検出されており、両方混ざると酩酊状態になるらしい。3人ともこれらを注射されたのだろう。遂に今回の事件が繋がりました。Bro-astian for the win!ですね。セバスチャンかわいいな。

手口が特殊なので似た事件を調べる一方で、パットンはゾーンのPCに遠隔で監視できるソフトを見つける。データがヒューストン・グローブに送られていたらしい。キングたちは再びヒューストンに行き、ジェシカに話を聞く。IT担当なので何か知ってるだろうと。関係ないけど、女性でも"IT guy"なんですね。ゾーンの事件については、「最前線」がある日突然匿名ソースから有罪の証拠を掴んだことをバビッシュが不審に思って調べていたらしい。会社が存続のために特ダネを掴むべくPCに監視ソフトを仕込んでいて、それを暴こうとしたため殺されたと思われます。ジェシカは死の直前にバビッシュから話を聞いていたが、怖くて話せなかったのだと。ダニエルがブロディに捜査から手を引くよう言いに来たのはそのためだったのか。

そしてラサールとパーシーは、過去にアルプラゾラムで殺人未遂を犯したゴーマンという私立探偵を見つけ出し逮捕。ゴーマンの自宅、バイクで逃走中にRiver Parishという看板がありました。調べたらLouis Armstrong国際空港などがあるKennerあたりなようです。

 

結局犯人はダニエルではなく、父(社長)のロバートでした。エミリーの時も不正に気づかれそうになって、事故を装って死なせたのでした。婚約者殺害という最悪の事態は免れたけど、どっちにしたって酷いよなぁ。

ようやく妹エミリーの事件に片をつけられたブロディですが、まだ心の穴は埋まらないと。キングが焦ることはないと励まします。ここ、キングのエプロン姿が妙に可愛いくて、いいシーンなのにそっちが気になってしまった。。

そしてエドワードも汚名が晴れ、断酒会に参加して新しい人生を歩むようです。ITスキルも高そうだし、良い仕事を見つけて彼には幸せになって欲しいなぁ。